SF作家の豊田有恒氏が亡くなりました。
享年85。食道がんで亡くなったようです。
豊田氏の作品はハヤカワ・SF・シリーズで1冊読んでいました。
あと角川文庫で大量に出ていたと思います。
豊田氏は1968年のSFマガジンの覆面座談会で批判されて
早川書房とは疎遠になったようです。
覆面座談会の参加者は編集長の福島正美、副編集長の森優、
豊田氏は福島正美氏とするどく対立しました。
小松左京氏らもこの事件でSFマガジンから離れてしまいました。
この確執は新聞でも記事にされました。
その切抜きを持っています。
豊田氏は大学は東大と慶應の医学部を受けて
合格して、慶應に進学したようですが、中途でやめて
武蔵大学に入りなおしました。歴史の勉強がしたかったようです。
東大と慶應受けてうからなかったら自殺するつもりだったと
新聞のインタビューでいっていました。
このインタビュー記事には衝撃を受けました。
作風から自分に縁がない作家だと思い、あまり
熱心に読まなかったことは後悔しています。
合掌。