南北首脳会談はほとんどお祭り騒ぎで、
2000年に韓国の大統領・金大中氏と
会談したときのようだ。
朝鮮半島の非核化を前向きに進める
とのイメージ(あくまでイメージ)を広めることに成功した。
さらに非核化には「米国が先に行動すること」という
条件もつけており、これは米国には今後、負担となるだろう。
実際、アメリカ国内では「また死んだ馬を買わされる
ことになる」と批判されている。
金正恩委員長氏に
「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化を行う。」
を強調することが重要となるだろう。
経済制裁反対の声を高め、
在韓米軍のプレゼンスを弱めることにある。
終戦宣言は具体的な非核化措置の
「見返り」として協議される必要がある。
金正恩委員長は非核化するだろうか?
互いに応じそうにもない。
核開発を進めるように
息子の金正日や配下に厳命した。
歴史上、核兵器を持った国同士は
決して交戦していないからである。
日本は核攻撃されてしまったが、
米ソは互いに交戦することはなかった。
地域紛争には介入していったが
弱い者いじめをやったようなものである。
インドや中国も持っているが、
ならないようにとの安全保障のためなのである。
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