昭和7(1932)年生まれには才能のある人が
多いですが
また7年生まれの方が亡くなりました。
漫画家の白土三平氏が亡くなってしまいました。
享年90。
今では大人が漫画を読むのはふつうですが
1960年代にはそうではなかった。
大学生が漫画を読むようになったのは
白土氏の登場からです。
白土氏は戦後ストーリー漫画の歴史の中では
いわれていました。
白土氏の教養が
ストーリー漫画の質を高めたのは
間違いがありません。
白土氏のお父さんはプロレタリア画家の岡本唐貴氏で、
殺された小林多喜二の遺体を囲む知人たちの写真は有名ですが
その中に岡本画伯もいます。
白土三平氏も思想は左寄りでして
千駄ヶ谷の某政党には関係がありました。
党員にはなっていなかったようですが。
ついてはリアルタイムでは知らずに
80年代の作品については昔に読んでいました。
近隣の基幹病院の待合室に
なぜかしら「カムイ外伝」が置いてあって
それを昔読んだことがありました。
外伝のほうがスピンオフ的な作品でしたが
私にはこちらのほうが面白く
感じましたね。
享年90。
合掌。