平成もおわりに近づいていますが、
平成の30冊を朝日新聞が選んでいます。
新聞は新刊の案内くらいしか読まなかったですね。
その新聞もあまり読まなくなりました。
朝日が選んでいるので、
ベストセラーでも百田尚樹氏の作品は入っていない。
「世界の中心で愛を叫ぶ」「沈まぬ太陽」も入っていない。
その平成の30冊は
「わたしを離さないで」 カズオ・イシグロ
「告白」 町田康
「OUT」 桐野夏生
「観光客の哲学」 東浩紀
「銃・病原菌・鉄」 ジャレド・ダイアモンド
「〈民主〉と〈愛国〉」 小熊英二
「磁力と重力の発見」 山本義隆
「昭和の劇」 笠原和夫ほか
「新しい中世」 田中明彦
「献灯使」 多和田葉子
「キメラ」 山室信一
「もの食う人びと」 辺見庸
「日本の経済格差」 橘木俊詔
「チェルノブイリの祈り」 スベトラーナ・アレクシエービッチ
「逝きし世の面影」 渡辺京二
「昭和史 1926-1945」 半藤一利
「反貧困」 湯浅誠
「東京プリズン」 赤坂真理
の30冊。
分冊になっているのもあります。
この30冊の半分くらいは読んでいます。
村上春樹氏の作品が2作品入っている
とは朝日らしいと思います。
朝日らしい。
宮部みゆきは「蒲生邸事件」を入れてほしかったですね。
「火車」のほうが朝日的にはいいのでしょう。
純文学はほとんど入っていませんね。
辻邦夫が入っているのはいいのですが、
北杜生は入らないのか?
斉藤茂吉の評伝や「母の影」は
入れてほしかったですね。
辺見庸は当時は話題になりましたね。
半藤一利は意外ですが入っています。
山本義隆「磁力と重力の発見」(3冊)はいったいどれだけの
人が読んでいるのでしょうか?読み通しているのか?
「トランスクリティーク」入れるのなら
脈絡もないのですが、
1994年にノーベル文学賞受賞した
大江健三郎の作品は入っていないのか?
平成になってからもいい作品を書いていると思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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