東京医大と日本大学への出願減少、昨年の３分の１程度か。

　受験料払って受けても

合格する人がきまっている出来レースでは、

受験する気もなくなるだろう。

　医学部の不正入試問題で、

女子や浪人生への差別が最初に発覚した

東京医科大学の医学科一般入試の志願者数が、

昨年の３分の１程度に落ち込む可能性のあることが

同大関係者の話でわかった。

　文部科学省から不適切などと

指摘された他大学の一般入試でも、志願者数が低調な傾向にあり、

一連の問題によるイメージ低下などが影響している可能性がある。

　東京医科大は、２０１８年の医学科入試で募集定員９０人に対し、

４０００人弱の応募があった。

東京医科大学の今年の出願締め切りは今月２２日で

途中経過は非公表だが、東京医科大学の大関係者によると、

大学入試センター試験利用を除く一般入試の志願者数は

２０１９年１月１５日現在で７００人弱となっており、

大学入試センター試験利用の受験生を加えても

最終的に千数百人程度にとどまる可能性があるという。

例年の三分の一程度になった。

　東京医大では、不正入試の影響で不合格となった受験生のうち、

２０１７年、２０１８年入試の受験生の４４人を追加合格とし、

２０１９年の入試で定員を４６人に減らしたことも

影響しているとみられる。

　（女子や浪人生にはむしろ

チャンスではないかと思われる。）

東京医科大学の関係者は

「ここまで敬遠されるとは正直思っていなかった。

　公正・公平な入試に改め、信頼を取り戻すしかない」

と危機感を口にしていた。

まあイメージダウンがあるのだろうが、

他の医大もやっているのだろうが、

私立医大の裁量の範囲内である

というのではないだろうか。

寄付金による入学はそうである。

東京医科大学は、

文部科学省の役人の子を入学させていた

「贈賄」は犯罪でダメである。

　不祥事あった大学も人気がない。

昨年の大学の不祥事の代表

といえば日本大学である。

日本大学では、医学部に限らず

全体的に志願者数の減少が懸念されている。

　同大の全学部とも出願を受け付け中だが、

１月１７日現在、夜間部を除く

全体の志願者数は３万６０００人、

昨年の最終志願者数１１万４０００人の

３０％にとどまる。

　中でも２月２５日が出願締め切りの

危機管理学部は１７日現在、

志願者数が３００人くらいと昨年の

最終志願者数１９００人の１７％しかなく、

全学部の中で最も割合が低い。

　２０１８年５月のアメリカンフットボール部の

危険タックル問題では、

同大の第三者委員会が事件後の対応のまずさや

ガバナンスの欠如を指摘するなど、

大学側の危機管理の杜撰が問題になっていた。

理事長が会見しなかったのもまずかった。

　わたしは最も悪質とおもうのは

贈賄の私立の東京医科大学と

国立の神戸大学医学部であるとおもう。

　前者は贈賄で不正が明らかにならなければ

私学の裁量の範囲内のであるが、

後者は国立大学でもあるにも関わらず

地元というか兵庫県出身者を優先的に入学させていた。

公立の大学なら地元出身者を優先するのは

あたりまえであるのだが、

国民の税金で運営されてきた国立大学である。

人手不足で医師が偏在しているのだろう

とはおもうが。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

追記

　東京医科大学は助成金が０に、

（昨年は２３億円）

日本大学は助成金が昨年の２５％に、

その他不正入学があった私立の６つの医大は、

助成金が昨年の３５％になったようです。

東京医科大学(医学部〈医学科〉) (2019年版大学入試シリーズ)

日本大学(危機管理学部・スポーツ科学部) (2019年版大学入試シリーズ)

日本大学(医学部) (2019年版大学入試シリーズ)

昭和大学(医学部) (2019年版大学入試シリーズ)

順天堂大学(医学部) (2019年版大学入試シリーズ)

北里大学(医学部) (2019年版大学入試シリーズ)

岩手医科大学（医学部・歯学部・薬学部） (2019年版大学入試シリーズ)

金沢医科大学(医学部) (2019年版大学入試シリーズ)

福岡大学(医学部〈医学科〉) (2019年版大学入試シリーズ)

実録医学部入試不正工作